H24.4.27

退職してから初めて前職場に行く。客観的にその場にいる、ということは初めてだったが、これは手前味噌になるが、いいところだな、と素直に思った。設えや流れている時間、振る舞い等、いい意味で止まっている感じがして、介護の場っていいな、とか。みんななんとなく覚えていてくれて、嬉しかった。

昼からは西川さんが手弁当で始めた、西成のど真ん中での哲学会に。昼間の釜ヶ崎を歩くのは初めてだった。商店街のど真ん中にブルーシートで作られたテントがあり、警察が四方を囲むように立っていた。お菓子屋の人が「昨日人殺されてん」と教えてくれる。そうかと思うと、若いお母さんが自転車に子どもを乗せて横を通り過ぎたり、店の軒先に絡まりあうように、おじさん二人が寝ていたり。自動販売機の前で宴会していたおじさんたちに、「兄ちゃん、夏やな」と声を掛けられたり。会場は小さな和室で、三々五々集まってくる感じで、10人くらいで「しあわせについて」ということを話す。「僧侶で脳医学者で英会話講師で心理学者」と自称する酔っ払いのおじさんが常に片言英語を混ぜながら話したり、「えーっと」とか「あの」とか一切なく、書かれた文章を抑揚なく読み上げる、みたいな話し方をする阪大医学生、整体師、西成の人たち、神戸から来たサラリーマンのおじさん等々。面白かった。帰り道いろいろなことを思いながら、いつもはバスに乗るのを歩いて帰った。ご飯を食べ、3キロ走った。

読み、読み替え、書き、書き換えることが革命のすべてで、しかも!その読むべき文学、テクストは、何も文字だけではなく、歌やダンス!音楽、政治や法律、対話等そのすべてだ、なんて本を読んでしまった。読んでしまった、このときに。ということは書いておかなくてはいけない。