H24.12.10

今朝凡で一人で朝の支度をしていたら

電話が鳴った。

「嫌な鳴り方したな」と思って恐る恐る出ると

凡で初めてお会いしたおじいさんの娘さんだった

昨夜容態が急変して

危篤の状態だということだった

先週の金曜日にお見舞いをして

お話もしたし確かに手はむくんでいたけど

独り言のように言い訳のようにぼくは

言ってすぐに、でももう取り返しのつかないことが

起こってしまったんだと気づいて

すぐに病院へ行きたかったけど

ぼくには凡には他にも待っている人がいたから

夕方行きますと言って

電話を切った

そして一日が始まって

おはようとか寒いですねとかこれおいしいですねとか

ことばの隙間にどうか電話の音が鳴らないようにと

びくびくしながら一日を過ごして

やっと帰りの車に乗り込むそのときに

やっぱり電話が嫌な鳴り方をして

そして、えーさんが亡くなったことを知った

知っている人が死ぬということに

慣れはしないが少しは大人になって

悲しみの置き場所をこさえることが

上手になったと思っていたのに

恥ずかしいほど涙が出た

嫁と子供と夕方一緒に

家に行ってお顔を見て

コーヒーをよばれて

昔の写真を見せて頂いたり

少しばかりお話をさせて頂いたりして

お礼を言って

帰りは家族でガストでご飯を食べて

今は凡で一人で残った仕事をする振りをしながら

だって分かるやろ?

何もない誰もいないところに

えーさんは来てくれて

ぼくも何もなかったから

とにかくえーさんと一緒に過ごすことを

そればかりを考えて

4ヶ月でお別れとか

なんでやねん

まだお墓参り行ってへんし

あのくそ暑い中無理やり行った寺内町で見つけた

あの木、うわ、名前ど忘れしたやんけ、とにかく

あのあまりに暇で思いつきで買いに行って

結局どこにも売ってなくて

いつか庭に植えるって言ってたあの木も

しおれかけた畑の大根とか

どうしますの?

子供たちに「お空に行った」とか言ったけど

「お空」ってどこにありますの?

いきなり過ぎてなんもうまいこと言われへんですやん

本当に優しくて気遣いで

涙もろくてでも男らしかった人でした

奥さんも娘さんも本当に素晴らしい人たちでした

今はとにかく悲しいです